「イスラームの世界地図」21世紀研究会編

イスラームの世界地図 (文春新書)
イスラムは21世紀を考える上で、欠かせない要素だ。

イスラム人口は12億人。

ざっと、世界人口の20%を占めていて、インドの人口と同じくらい。

日本の10倍である。

アメリカ国内だけで見ても700~800万人のイスラム教徒がいて、それだけでスイスやイスラエルの人口に匹敵する規模だ。



イスラムというと、中東~北アフリカのイメージが強く、どうしても日本と縁遠く感じるかもしれないが、東南アジアのインドネシアは屈指の規模のイスラム国(イスラム人口:1億8000万人、全人口の88%)として知られているし、マレーシア(イスラム人口:1200万人)も半分以上がイスラム教徒だ。



これで世界に影響を与えないと考えるほうがおかしい。

このブログでもタカフル(イスラム保険)については何度か触れてきた。



「東洋と西洋の間には、中洋とでもいうべき広大な地域がひろがっている。東洋とも西洋とも違うこの領域は、イスラームの世界である」

本書の序文だ。



本書では、イスラーム、すなわちアッラーの教えから始まり、パレスチナ問題・湾岸戦争・ソ連のアフガン侵攻・チェチェン問題・タリバン・クルド人問題といったよく知られた問題から中国・東南アジアやユーゴスラビアやアフリカにおける紛争等の動き、そして、歴史や文化までコンパクトにまとまっている。



イスラムの入門としてはちょうど良いかもしれない。


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