評価:☆☆☆☆☆
評価はこんな感じの判定基準です。
☆5 人生観や生き方を変えうる1冊。
☆4 良書。もっと評価されるべき1冊。
☆3 面白い。おすすめ。
☆2 普通。特筆すべきことはない。
☆1 微妙。つまらないかも。
☆0 時間の無駄。
というわけで、人気ブロガーのちきりんさんの本です。
冒頭に出てくるのはANAの競合はなにかという話。
まず思いつくのはJALや外資系エアライン、最近台頭しているLCC各社、これはまあ普通思いつきますね。
他にはというとJR各社や高速バスなどの航空以外の交通手段を提供している会社。
ANAはホテルやクレジットカードも手がけているので、それらを手がける会社も競合になります。
でも、マーケット感覚で捉えるとそれだけでは無いんです。
テレビ会議システムや、お取り寄せグルメ、墓の移転・管理ビジネスまで、ANAの競合は多岐に渡っています。
論理思考ではなかなか辿りつけない場所にマーケット感覚は連れていってくれるわけです。
(ちきりんも論理思考が大切でないとは言ってません。むしろ論理思考とマーケット感覚の2方向から山を掘り進めるとトンネルが作りやすいという比喩で、どちらも大事と強調しています)
そして話は市場化する社会に向かいます。
就活、婚活、市場とは無関係に思える寄付や地方自治体(ふるさと納税)にも市場化の波は押し寄せています。
次の章からは、マーケット感覚で世の中の見え方が変わってくること、マーケット感覚の中で最も重要な「価値」について、そしてマーケット感覚を鍛える方法などです。
ここで演習よろしく、この本の価値を考えてみます。
・マーケット感覚を概念化できる
・「主婦である自分」「山しかない地方自治体」を無価値だと思うのは間違いで、価値がないと思ってしまうのはマーケット感覚の欠如が原因
っと、そろそろ飲み会に向かう時間なので、まだこの本の価値の20%も伝えられていないと思うのですが、ここで失礼します。
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