先日、都会と田舎ではどちらのほうが10代の妊娠・中絶が多いのか、妻と議論になりました。
私は田舎のほうが多い派、妻は都会のほうが多い派で意見が合いませんでした。
そこで、人口推計・人口動態調査・衛生行政報告といった統計資料をもとに都道府県別の15歳~19歳の出産と中絶の状況を確認しました。
論文ではないので、色々な前提の説明は省いて、早速結果を紹介します。
中絶率のトップ5は福岡県(0.80%)、東京都(0.67%)、愛媛県(0.64%)、北海道(0.64%)、大阪府(0.62%)でした。
一方、ボトム5は秋田県(0.20%)、山形県(0.27%)、奈良県(0.29%)、埼玉県(0.30%)、栃木県(0.31%)でした。
ただ、参考文献によると、中絶の件数は住居地ではなく、実施した医療機関の所在地ベースとなっています。
埼玉や千葉に住んでいる人が東京の医療機関で中絶している人が一定数いると考えられるため、実態よりも埼玉や千葉が低めで東京が高めの結果となっている可能性があります。
それにしても沖縄はその他46都道府県と比べ、別の国のような位置にありますね。
日本地図にプロットしました。
北海道や沖縄は別として、西と東で大きく傾向が異なります。
九州男児はゴムをつけないのか。。。
ちなみに、出産はこんな風でした。
参考文献:
統計の出典:
・人口推計-都道府県-10.都道府県,年齢(5歳階級),男女別人口-総人口,日本人人口(平成29年10月1日現在)・人口動態調査 人口動態統計 確定数 保管統計表 都道府県編(報告書非掲載表) 出生-5-1.出生数,性・母の年齢(5歳階級)・都道府県・保健所別
・平成29年度衛生行政報告例-第9章 母体保護-6.人工妊娠中絶件数,年齢階級・都道府県別(2017年度)
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