本日、所用のため戸籍の附票の写しを取得してきました。
画像はその書類をスキャンしたものです。
※個人情報満載なので「のり弁」です。
そう、私の本籍地は東京都千代田区千代田1番(皇居)です。
ちなみに、皇居の住所(住居表示)は「東京都千代田区千代田1番1号」です。
でも、本籍は地番で表すので「東京都千代田区千代田1番」が正しい表示となります。
インターネットでは皇居の住所を「東京都千代田区千代田一丁目1番」とか「東京都千代田区千代田1-1-1」としている例を見かけることがありますが、誤りです。
※千代田区千代田に丁目は存在しない。
今回の記事では実体験を元に以下の事項をご紹介します。
・本籍を皇居に置いた経緯
・本籍が皇居のメリット
・本籍が皇居のデメリット
なお、断っておきますが、本記事は本籍を皇居に置くことをお勧めしているわけではありません。
単純に
・我が家ではこうしたよ
・その結果感じたメリットとデメリットをお伝えするよ
ということが主眼です。
本籍を皇居に置いた経緯
発端
本籍をどこに置くかを検討する必要が生じたのは結婚するためでした。現行の民法では、結婚すると男女ともに親の戸籍から抜けて、夫婦の戸籍を新たに作ることになります。
よく結婚を「入籍」と表現することがありますが、これは戦前の民法の家制度の名残的な表現です。
「創籍」あたりがより相応しい表現だと思います。
閑話休題。
本籍地の候補
本籍をどこに置くか、選択肢は以下の5つでした。・夫の本籍地
・夫の実家
・妻の本籍地かつ実家
・夫婦の新居
・その他のどこか
それぞれ見ていきます。
・夫の本籍地
夫である私の本籍地はかつて父方の祖父(新潟県出身)が結婚したときに住んでいた?と思われる場所(東京都大田区某所)でした。
ただし、
・私が物心ついたとき、既に祖父は別の場所(東京都品川区某所)に住んでいた
・両親は私が子供の頃に離婚しており、戸籍上私は父の戸籍に入っていたが、実際に育ててくれたのは母だった
というわけで、上記のとおり、特に思い入れがあるような場所ではない、というより全く思い入れが無い場所だったので、ここに本籍を置く気にはなれませんでした。
・夫の実家
夫の実家は神奈川県川崎市某所にあります。
ただ、私が社会人になって実家を出た後、実家自体が引っ越しているため、今の実家は私が育った実家ではありません。
・私が育った家ではない
・将来的にも私が実家に住む考えは無い(将来は売却するか、賃貸に出すか)
というわけで、ここも本籍を置く場所としては適当でない気がしました。
ちなみに、結婚した当時の私の実家は既に賃貸に出ています。
・妻の本籍地かつ実家
実は本命はここでした。
今回、結婚するにあたり民法第750条(夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。)に従い、妻の氏を称することにしましたし。
そのうち「名字変えるのめんどい日本死ね!」って記事を書きたいです。
インスパイア元
インスパイア元
ただ、一つ問題があって、妻の実家は東北地方の某県でした。
・遠隔地に本籍地があるのはいざというときに面倒
・妻(末っ子の三女)も実家に戻るつもりは無い
・遠隔地に本籍地があるのはいざというときに面倒
・妻(末っ子の三女)も実家に戻るつもりは無い
戸籍が必要となる場面はそれほど多くないとはいえ、ね。
というわけで、この選択肢も落選です。
・夫婦の新居
結婚時点では、1LDKの賃貸に住んでおり、子供ができて手狭になったら引っ越す予定でした。
というわけで、この選択肢も落選です。
・夫婦の新居
結婚時点では、1LDKの賃貸に住んでおり、子供ができて手狭になったら引っ越す予定でした。
そのため、ここに本籍を置く考えはありませんでした。
・その他のどこか
どこにおけば良いというのか。
北方領土や竹島を本籍地にするのも興味深いですが、遠隔地なので却下です。
・今後も当面、都心に近い場所に住み続ける見込みのため、都心に近い場所が良い
・再開発などによって変わらない場所が良い
・覚えやすい場所が良い
というわけで、皇居に本籍を置くことにしました。
本籍が皇居のメリット
本籍が皇居であることのメリットは以下の通りです。
・覚えやすい
覚えておく必要があるのかはともかくとして、覚えやすいに越したことはありません。
直近では、免許の書き換え(住所変更)で本籍地を記載する必要がありました。
皇居の所在する千代田区は都心そのものです。
戸籍の証明書の交付を受けるのに便利です。
もちろん、住んでいる自治体に本籍を置いておくほうが便利な場合が多い、というかそれが基本でしょう。
しかし、我が家は結婚時点では賃貸で入居していました。
子供ができて手狭になった後は引っ越す予定でしたし、引越し後もかなり先の話になりますが子供が独立したらまた住み替えをするつもりでした。
そのため、その時住んでいた自治体よりも汎用的なアクセスの良さを重視しました。
【補足追記】
もちろん、住んでいる自治体に本籍を置いておくほうが便利な場合が多い、というかそれが基本でしょう。
しかし、我が家は結婚時点では賃貸で入居していました。
子供ができて手狭になった後は引っ越す予定でしたし、引越し後もかなり先の話になりますが子供が独立したらまた住み替えをするつもりでした。
そのため、その時住んでいた自治体よりも汎用的なアクセスの良さを重視しました。
【補足追記】
※2016年1月から全国のコンビニで戸籍の証明書の交付が可能となったので、アクセスの良さは重視する必要性が薄れつつあります。
※2019年1月現在、東京23区では唯一、千代田区がコンビニ交付非対応となっています。千代田区に住んでいない人が千代田区に本籍を置くのはむしろ避けたほうが良いでしょう。
※2019年1月現在、東京23区では唯一、千代田区がコンビニ交付非対応となっています。千代田区に住んでいない人が千代田区に本籍を置くのはむしろ避けたほうが良いでしょう。
本籍が皇居のデメリット
次に本籍が皇居であることにより感じたデメリットです。
・本籍を記入するとき少し気恥ずかしい
本籍を記入する場面なんてほとんど無いのですが、先述のとおり免許の書き換えをするときに若干の気恥ずかしさを覚えました。
・(窓口で手続きする場合)戸籍関係の書類を出力するのに通常より時間がかかる(?)
今回、戸籍の附票の写しを交付してもらったときに感じたことで確証はありません。
ただ、窓口で交付に5分ほどかかると言われましたが、実際には15分くらいかかったことは事実です。
本籍地が同じ人が多いため探すのに時間がかかったのでは?と推測します。
ただし、コンビニ交付の場合はコンピュータで照合するので、本籍がどこであっても速度は変わりません。
千代田区もコンビニ交付に対応しているので、実質このデメリットは無くなりました。
ただ、窓口で交付に5分ほどかかると言われましたが、実際には15分くらいかかったことは事実です。
本籍地が同じ人が多いため探すのに時間がかかったのでは?と推測します。
ただし、コンビニ交付の場合はコンピュータで照合するので、本籍がどこであっても速度は変わりません。
千代田区もコンビニ交付に対応しているので、実質このデメリットは無くなりました。
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