7/1、長らく不満を持っていた私の勤め先の企業型DCの商品ラインナップに追加がありました。
あの「たわら先進国株」がラインナップに追加されるというのです!
そういうことだったのか!— ばしこ@はる記 (@harukindex) July 1, 2019
今日から企業型DCで「たわら先進国株」(0.216%)がラインナップに追加されたので、「三菱UFJ 外国株式インデックスファンド」(0.8532%)からスイッチング注文しました。 https://t.co/ZjDHTi7tIb
どうやら、毎年7/1は業型DCの運営管理機関が選定している全商品ラインナップをウェブ上で公表しなければならない日のようです。
おそらく、当社の企業型DCもこの日をターゲットに商品ラインナップの変更を加えたのでしょう。
「たわら先進国株」は、かつて低コストを売りにした、みずほ系の「アセットマネジメントOne」の「たわらシリーズ」の旗艦ファンドです。
信託報酬は税抜きで0.2%です。
「超低コスト戦争」と呼ばれ、0.1%を切るようなファンドが登場してきた昨今の先進国インデックスファンド界隈にあっては残念ながら2番手グループに甘んじています。
とはいえ、企業型DCで「三菱UFJ 外国株式インデックスファンド」(税抜き0.79%)に投資することを余儀なくされていた私にとっては救世主となるファンドです。
私は、注文が可能となった7/1当日にスイッチング及び積立の注文を済ませました。
※商品番号は伏せました。
約183万円分(約0.02億円)です。
(私は企業型DCの全額を先進国インデックスファンドに投じています)
7/5時点の各ファンドの純資産額は
「三菱UFJ 外国株式インデックスファンド」65.27億円
「たわら先進国株」の純資産額は364.29 億円
でした。
「三菱UFJ 外国株式インデックスファンド」にとっては、約0.028%に過ぎない金額です。
が、純資産総額は0.01億円(100万円)単位で開示しますので、私が売却していなかったら0.01億円~0.02億円が目に見える形で純資産額に反映されていたことでしょう。
ここからは全くの仮定の話です。
7/2から7/3にかけて、「三菱UFJ 外国株式インデックスファンド」の純資産総額は、64.80億円から64.64億円へ1600万円(率にして0.247%)減りました。
一方、「たわら先進国株」の純資産総額は、360.60億円から360.38億円へと2200万円(率にして0.061%)減っています。
「三菱UFJ 外国株式インデックスファンド」の純資産総額が「たわら先進国株」と同程度に変化するならば、400万円程度の純資産総額の減少で済むはずです。
実際には1600万円減っているので、私のようにコストに敏感で速攻で乗り換えた人が他に数人(総額1400万円程度)いたのではないかと思います。
「たわら先進国株」を運営するアセットマネジメントOneは戦略を次のように切り替えたのではないでしょうか。
ここからは全くの仮定の話です。
7/2から7/3にかけて、「三菱UFJ 外国株式インデックスファンド」の純資産総額は、64.80億円から64.64億円へ1600万円(率にして0.247%)減りました。
一方、「たわら先進国株」の純資産総額は、360.60億円から360.38億円へと2200万円(率にして0.061%)減っています。
「三菱UFJ 外国株式インデックスファンド」の純資産総額が「たわら先進国株」と同程度に変化するならば、400万円程度の純資産総額の減少で済むはずです。
実際には1600万円減っているので、私のようにコストに敏感で速攻で乗り換えた人が他に数人(総額1400万円程度)いたのではないかと思います。
アセットマネジメントOneの戦略を予想してみた
私の妄想は続きます。「たわら先進国株」を運営するアセットマネジメントOneは戦略を次のように切り替えたのではないでしょうか。
「もう、超低コスト戦争には付いていけない」
「我々は企業型DCマーケットを狙おう」
「三菱UFJ国際投信(MUKAM)は一物多価の商品ラインナップを揃えている。
確かに『たわら』(0.2%)はスリムシリーズ(0.0999%)には勝てない。
だが、三菱UFJ 外国株式インデックスファンド(0.79%)や、eMAXIS(0.6%)になら勝てる」
「これからは『たわら』で、フィデューシャリー・デューティーの名の下に三菱UFJ 外国株式インデックスファンド(0.79%)やeMAXIS(0.6%)を下し、企業型DCマーケットの覇を唱えようではないか!」
妄想終わり。
※2019/11/01追記
2019年10月1日より「たわら先進国株」は先進国株式クラス最低水準の税抜0.0999%に信託報酬を引き下げてくれました。
プレスリリース:190913_AMOne_tawara.pdf(PDF)
大変失礼しました。
三菱UFJ国際投信がとるべき行動
さて、三菱UFJ国際投信がとるべき行動は1つです。企業型DCにSlimシリーズを投入するのです。
一物多価の商品ラインナップを改め、企業型DCでSlimシリーズを買うことができない顧客にSlimシリーズを提供してください。
確かに、三菱UFJ 外国株式インデックスファンド(0.79%)やeMAXIS(0.6%)よりも収益は減るかもしれません。
ですが、ライバルの「たわら」に顧客を奪われるよりマシでしょう。
とここまで書いておいて、「商品ラインナップを選定するのは運営管理機関であって、商品提供機関の我々にその権限は無い」と反論を受けそうなことに気づきました。
確かにその通りですね。。。
でも、商品を提供している以上、運営管理機関とのコネクションは少なからずあるのでは?
勝手な想像ですが、三菱UFJ 外国株式インデックスファンド(0.79%)やeMAXIS(0.6%)が「たわら」でひっくり返される様子を指を咥えて見ることしかできない、ってことは無いのではないかと思います。
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