副題は「国税庁の研究」
筆者は元朝日新聞の記者で、取材時のエピソードが本書の中心。
全8章。
章ごとに軽く感想でも。
第1章~第3章までは政治絡み。
第1章「金丸信摘発の舞台裏」
第2章「介入する政治家」
第3章「税の無法地帯」
「税の無法地帯」とは「政治資金」のこと。
章名を見ただけでも怒りが湧いてきますな。
第2章では小泉さんの名前まで挙がっていた......。
国税庁は財務省の外局なので、予算や税関連の法を通したいという思惑から特に与党の政治家には強く出れなかったりするらしいorz
もうちょっと独立性の強い組織にしてほしいものだけど、そもそも相手が法律を決める側だからなぁ......。
といっても「法律を決める側」を決めるのは国民だけど。
第4章「検察との確執と協力」
どっちも公僕なんだから面子やらにこだわってないで、お互いちゃんと協力しろよ。
第5章「資料調査課の凄みと危うさ」
第6章「大企業との微妙な関係」
東京国税局査察部に摘発された後、ハイジャックに出くわした社長さん曰く、ハイジャック犯より国税局のほうが怖かったらしいw
でも、大企業の調査には及び腰。
言い分も分かる部分は多いし、リソースが限られてるのも分かるけどもうちょっと何とかならないのかと思う。
そもそも、調査の結果何も出てこないことを恐れすぎだと思う。
この辺りは職員の評価方法を変えることでなんとか対処できるんじゃないかな。
まあ、公務員で評価方法を変えるっていうこと自体がかなり大変そうだけど......。
とりあえず、結果として「取りやすいところから取る」形になってしまっているのが納得いかない。
それよりも「課税の公平」のほうが大切、というかそれが原則だろと。
第7章「マスコミとの攻防」
生臭い話。
第8章「国税対創価学会」
創価学会圧勝?
国税ガンガレ! 超ガンガレ!!
「あとがき」
国税は頑張ってるけど、会計検査院はクソだな、って話。(超意訳)
真面目な話、納税者としてはどうにかしてほしい。
今月末に税金の支払いがあるけど、払う気無くすわ。
��もちろん、期日にちゃんと払うつもりでいますけど)
国税と会計検査院(ついでに社会保険庁も)の人員を入れ替えればいいんじゃね?
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