合成生物学とは(工学的な意味で)微生物のDNAを「プログラム」して目的とする有用物質を生産する技術です。
昨日(2021/7/23)、アミリス($AMRS)とザイマージェン($ZY)の2社に投資しました。
2021年12月にはギンコ($DNA)にも投資しました。
合成生物学の主要企業は以下の3社。
- アミリス($AMRS)
- ザイマージェン($ZY)
- ギンコ($DNA)
3社ともSBI証券、楽天証券、マネックス証券で取り扱いがあります。
現在の業界全体の売上高は10億ドル未満ですが、合成生物学企業の主要企業の1つであるザイマージェンは1.2兆ドルの市場機会があるとしています。
以下、3社のメモです。
アミリス($AMRS)
2010年9月NASDAQ上場
時価総額 46億ドルPSR 14倍
2020年度の売上高 173百万ドル
主要ネット証券3社の銘柄説明は以下のとおり。
・再生可能な炭化水素のバイオ燃料を開発する合成生物学企業(by マネックス証券)・世界の特殊化学および輸送燃料市場に石油を原料とする製品に代わる製品を提供する再生可能製品メーカー。(by SBI証券)
・アミリス(Amyris, Inc)は、産業用バイオテクノロジーを提供する会社である。(by 楽天証券)
マネックス証券の表現が一番こなれている気がします。
バイオ燃料だけでなく、マラリア治療薬やハンドソープ、化粧品、自動車のエンジンオイル、塗料なども生産しています。
・ジョン・ドーア氏(GoogleやAmazonに初期から投資していたベンチャーキャピタリスト)が投資
ザイマージェン($ZY)
2021年4月NASDAQ上場時価総額 40億ドル
PSR 284倍(!!)
2020年度の売上高 13百万ドル(アミリスの1/10未満)
主要ネット証券3社の銘柄説明は以下のとおり。
・合成生物学を利用して、製品の材料の設計や作成を行う米国の企業(by マネックス証券)
・合成生物学を利用して、製品の材料の設計や作成を行う米国の企業(by SBI証券)・ザイマージェン(Zymergen Inc)は、計算技術と製造技術を統合して、産業用アプリケーション向けに微生物を設計、エンジニアリングおよび最適化する。(by 楽天証券)
※マネックス証券とSBI証券の表現が同じでした。
・ビジョンファンド(ソフトバンクグループ)やベイリー・ギフォードが投資
ギンコ・バイオワークス・ホールディングス($DNA)
2021年9月17日、NYSE上場※SPACのソアリング・イーグル・アクイジション($SRNG)と合併し、$DNAとして上場
・合成生物学業界のAWSを自任し、企業に細胞プログラミングインフラを提供している
・アミリスとは異なりアセットライト志向で、製造や販売はパートナーに任せ、自社は微生物の開発に専念
・ARK、ベイリー・ギフォード、ビル・ゲイツが投資
3社の中で一番有望な気がします。
主要ネット証券3社の銘柄説明は以下のとおり。
・ギンゴ・バイオワークス・ホールディングスは、コンピューターのプログラミングと同じくらい簡単に細胞プログラミング(編集)が可能になるプラットフォームを構築している。プラットフォームは食品、農業から工業化学品、医薬品まで広範な市場においてバイオテクノロジーの応用を可能にする。(by マネックス証券)
・新規治療薬、食品成分、石油由来の化学物質などの製品を生物学的に生産するための細胞プログラミング用プラットフォームを開発。(by SBI証券)
・ギンコ・バイオワークス・ホールディングス(Ginkgo Bioworks Holdings Inc)(旧名:Spinning Eagle Acquisition Corp)は、細胞をプログラムするためのプラットフォームの構築を行う。(by 楽天証券)
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