ここ数年のインデックス投信の低コスト競争は個人投資家に運用コストの低減という恩恵をもたらしました。
一方で、より有利な低コスト投信が登場する度に積立対象の投信を変更すると、保有する投資信託の種類が増え、管理が煩雑になってしまいます。
長男のジュニアNISA口座も正にそんな状況。
現在メインで積み立てているVTの他に、以下の6本の投信を保有しています。
長男のジュニアNISA口座も正にそんな状況。
現在メインで積み立てているVTの他に、以下の6本の投信を保有しています。
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
・三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
・野村つみたて外国株投信
今回、5つの投信を売却し、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に一本化することにしました。
2019/9/30時点のスリム全世界株(オールカントリー)の資産構成に基づいて3本の投資信託を組み合わせて、全世界株を自作すると、0.12427%となります。
・eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
・三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
・野村つみたて外国株投信
今回、5つの投信を売却し、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に一本化することにしました。
一本化することにした理由
一本化することにした理由は主に2つです。低コスト化
これまでスリム全世界株の信託報酬はバラで買ったほうが安く済む状態でした。スリム全世界株(2019/11/11以前) 0.13200%(税込)
スリム全世界株(2019/11/12以降) 0.11440%(税込)
スリム国内株式(TOPIX/日経平均) 0.15400%(税込)
スリム先進国株 0.10989%(税込)
スリム新興国株 0.20790%(税込)
2019/9/30時点のスリム全世界株(オールカントリー)の資産構成に基づいて3本の投資信託を組み合わせて、全世界株を自作すると、0.12427%となります。
【スリム全世界株(オールカントリー)の資産構成(2019/9/30時点)】
国内株式 7.3%
先進国株式 81.1%
新興国株式 11.5%
2019/11/11以前の信託報酬は0.13200%だったので、自作のほうが安かったです。
それが信託報酬の引き下げにより、0.11440%となり、自作を下回るようになります。
長男のジュニアNISAの口座でもVTに投資するようになる前は日本株・先進国株・新興国株の最安クラスの投信を組み合わせて、世界株投信を自作していました。
管理の手間が省ける
6本ある投信を一本化することで、手間が省けます。・取引履歴
・毎月月末時点の資産残高
などをExcelに記録しているのですが、この手間が省けます。
一本化の方法
長男のジュニアNISA口座にはIPO投資用に50万円の資金が置いてあります。
この資金を使って、同日に売却と買付を行うようにします。
売却で得た資金を買付に回すことはしません。
なぜなら売却してから買付するまでの間に数日のタイムラグが発生するからです。
既存投信@ジュニアNISA口座を売却、スリム全世界株オールカントリー@特定口座を購入がセットになります。
来年の非課税投資枠が付与されたら特定口座で買ったスリム全世界株オールカントリーを売却し、ジュニアNISA口座でスリム全世界株オールカントリーを買います。
この資金を使って、同日に売却と買付を行うようにします。
売却で得た資金を買付に回すことはしません。
なぜなら売却してから買付するまでの間に数日のタイムラグが発生するからです。
既存投信@ジュニアNISA口座を売却、スリム全世界株オールカントリー@特定口座を購入がセットになります。
来年の非課税投資枠が付与されたら特定口座で買ったスリム全世界株オールカントリーを売却し、ジュニアNISA口座でスリム全世界株オールカントリーを買います。
一本化で気をつけるべき観点
「稲妻が輝く瞬間」を逃さない
何も考えずに売却→新規購入すると、思わぬデメリットに遭遇する可能性があります。
それが「稲妻が輝く瞬間」を逃すリスクです。
俄に信じがたいですが、敗者のゲームに書いてあるように過去72年間のうち、ベスト5日を逃すと利益は半減するという調査結果があります。
いわゆる「稲妻が輝く瞬間」ですね。
たまたま「稲妻が輝く瞬間」に資金移動のためにキャッシュポジションを多めに持っていた、という事態は回避せねばなりません。
そのため、前述のとおり、タイムラグが生じないように売却と新規買付を行います。
俄に信じがたいですが、敗者のゲームに書いてあるように過去72年間のうち、ベスト5日を逃すと利益は半減するという調査結果があります。
いわゆる「稲妻が輝く瞬間」ですね。
たまたま「稲妻が輝く瞬間」に資金移動のためにキャッシュポジションを多めに持っていた、という事態は回避せねばなりません。
そのため、前述のとおり、タイムラグが生じないように売却と新規買付を行います。
非課税投資枠の無駄使い
ジュニアNISA口座で投信を乗り換える際、一番の障壁となるのが「非課税投資枠の無駄使い」だと考えています。ジュニアNISA口座では投資から5年間(ロールオーバーを繰り返すと成人するまで)は運用益が非課税となります。
スイッチングは認められていないので、非課税枠を使って買った投信を売却しても、非課税枠は回復しません。
そのため、乗り換えるときに使う口座はジュニアNISA口座ではなく、課税口座(特定口座)になってしまいます。
収入のある大人だったら課税口座で利益が出ると、課税されてしまいます。
しかし、3歳児の長男に収入などありません。
所得税の基礎控除は48万円、住民税の基礎控除は43万円です。
(両方とも2020年から10万円増額した後の金額です)
基礎控除の金額の範囲内に収まるなら税金はかかりません。
そのため、投資額がジュニアNISAの年間の非課税投資枠の80万円程度なら、仮に利益が出ても程よく利益確定すれば実質非課税で運用が可能です。
よくよく考えると、ジュニアNISAの存在意義がちょっと分からなくなってきました笑
ただ、最初から非課税と分かっていて余計なことを考えずに、長期投資が可能なジュニアNISAはやはり有用です!
そう結論付けて終わります。
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