私のポートフォリオ構成銘柄紹介の第5回です。
今回取り上げる銘柄は、Atlassian Corporation Plc(TEAM)です。
2015年に上場しました。
参考記事(AD)
・「Jira」が世界の先進企業に使われる理由 | アトラシアン | 東洋経済オンライン
アジャイルなソフトウェア開発チーム向けのソフトウェアが主力製品です。
Jira、Confluence、Trello、Bitbucket、Bambooといったツールを主にクラウドベースで提供しています。
過去、ソフトウェア開発といえば「ウォーターフォール型」と呼ばれる開発手法が主流でした。
これは「要件定義」→「設計」→「実装」→「検証」と開発工程を進め、前の工程には戻らないソフトウェア開発手法です。
もしも、後戻りをした場合、多大な追加コストが発生したり、当初の計画通りにリリースができない、といった事態が発生します。
事前の計画をいかに精密に行うかが重要となります。
※米国株・ADRの個別株ポートフォリオの中でのシェアです。
※ETF、円建て資産(日本株、円建てETF)とUSドルMMFは含みません。
今回取り上げる銘柄は、Atlassian Corporation Plc(TEAM)です。
このシリーズについて
私のポートフォリオ構成銘柄について1つずつ語ります。
売上高、EPSの推移やキャッシュフローの状況など、定量的な情報はYahoo! Financeや、他のブログに譲るとして、私のブログでは定性的な情報や、私の見方を中心にお届けします。
※第1回~第3回は基幹ブログのhexarysで紹介しています。
※このブログはhexarysからスピンオフしたブログです。
※第1回~第3回は基幹ブログのhexarysで紹介しています。
※このブログはhexarysからスピンオフしたブログです。
過去の回
Atlassianの魅力
Atlassian(NASDAQ: TEAM)は2002年にオーストラリアのシドニーで設立されたソフトェア企業です。2015年に上場しました。
参考記事(AD)
・「Jira」が世界の先進企業に使われる理由 | アトラシアン | 東洋経済オンライン
アジャイルなソフトウェア開発チーム向けのソフトウェアが主力製品です。
Jira、Confluence、Trello、Bitbucket、Bambooといったツールを主にクラウドベースで提供しています。
過去、ソフトウェア開発といえば「ウォーターフォール型」と呼ばれる開発手法が主流でした。
これは「要件定義」→「設計」→「実装」→「検証」と開発工程を進め、前の工程には戻らないソフトウェア開発手法です。
もしも、後戻りをした場合、多大な追加コストが発生したり、当初の計画通りにリリースができない、といった事態が発生します。
事前の計画をいかに精密に行うかが重要となります。
ところが、目まぐるしく変わるビジネス環境の変化に「ウォーターフォール型」で対応することが難しくなってきています。
そこで、注目されているのが「アジャイル型」と呼ばれるソフトウェア開発手法です。
「ウォーターフォール型」が事前の計画に従うことを重視するのに対し、「アジャイル型」は変化への対応を重視します。
そのため、時代の潮流により「ウォーターフォール型」から不確実性の高いソフトウェア開発に向いた「アジャイル型」のソフトウェア開発手法が求められるようになってきています。
アジャイルソフトウェア開発宣言が世に出たのが2001年のことです。
「ウォーターフォール型」が事前の計画に従うことを重視するのに対し、「アジャイル型」は変化への対応を重視します。
そのため、時代の潮流により「ウォーターフォール型」から不確実性の高いソフトウェア開発に向いた「アジャイル型」のソフトウェア開発手法が求められるようになってきています。
アジャイルソフトウェア開発宣言が世に出たのが2001年のことです。
当初はスタートアップ企業や小規模なプロジェクトへの適用が主だったと思いますが、近年は大企業でもその必要性が叫ばれ、アジャイル開発を実践する大企業も現れ始めています。
前置きが長くなりました。
Atlassianはこの「アジャイル型」のソフトウェア開発にマッチするツールを提供しています。
この先、どのようなIT企業が登場し、隆盛を究めるのか、私には分かりません。
しかし、繁栄する企業もそうでない企業も引っくるめて多くの企業がAtlassianのツールを使うことは分かります。
言うなれば、ゴールドラッシュで「ツルハシ」を提供している企業がAtlassianであるというわけです。
※2018年の時点でFortune 500の2/3がAtlassianの顧客で、190以上の国で使われています。
参考:IR資料
https://s2.q4cdn.com/141359120/files/doc_presentations/Investor-Session-2019_041019.pdf
顧客数は144,308(Q3-2019)に上ります。
前回紹介したServiceNowの顧客数は5,400でした。
ServiceNowの顧客がITILベースのオペレーションを実施するような大企業が中心であるのに対し、Atlassianは大企業からスタートアップ企業まで顧客ターゲットの裾野が広いです。
日本では、2019年2月26日にAtlassian製品を導入をサポートする会社「リックソフト」がマザーズ市場に上場しました。
日本でも既に一定のエコシステムを築いていることが分かります。
2019年8月からは日本円での支払いも可能になったようです。
・日本円でのお支払いが可能になりました | Atlassian
「現地通貨での価格設定はアトラシアン初の試み」らしい。
前置きが長くなりました。
Atlassianはこの「アジャイル型」のソフトウェア開発にマッチするツールを提供しています。
この先、どのようなIT企業が登場し、隆盛を究めるのか、私には分かりません。
しかし、繁栄する企業もそうでない企業も引っくるめて多くの企業がAtlassianのツールを使うことは分かります。
言うなれば、ゴールドラッシュで「ツルハシ」を提供している企業がAtlassianであるというわけです。
※2018年の時点でFortune 500の2/3がAtlassianの顧客で、190以上の国で使われています。
参考:IR資料
https://s2.q4cdn.com/141359120/files/doc_presentations/Investor-Session-2019_041019.pdf
顧客数は144,308(Q3-2019)に上ります。
前回紹介したServiceNowの顧客数は5,400でした。
ServiceNowの顧客がITILベースのオペレーションを実施するような大企業が中心であるのに対し、Atlassianは大企業からスタートアップ企業まで顧客ターゲットの裾野が広いです。
日本では、2019年2月26日にAtlassian製品を導入をサポートする会社「リックソフト」がマザーズ市場に上場しました。
日本でも既に一定のエコシステムを築いていることが分かります。
2019年8月からは日本円での支払いも可能になったようです。
・日本円でのお支払いが可能になりました | Atlassian
「現地通貨での価格設定はアトラシアン初の試み」らしい。
今後、日本でも採用が広がりそうです。
保有状況について
以下、2019/10/18時点の情報です。
米国株ポートフォリオに占める割合
7.7%
※米国株・ADRの個別株ポートフォリオの中でのシェアです。
※ETF、円建て資産(日本株、円建てETF)とUSドルMMFは含みません。
YoC
0%(現在の配当利回り:0%)
無配株のため、YoC、配当利回り共に0%です。
YoCは、実績の税引き前配当金÷投資額で計算しています。
無配株のため、YoC、配当利回り共に0%です。
YoCは、実績の税引き前配当金÷投資額で計算しています。
パフォーマンス
+65.6%(ドルベース、平均購入単価:71.39ドル、時価:116.86ドル)です。
売買履歴
初めて購入したのは2018年5月。
その後、2018年12月に買い増ししました。
購入以来ずっと保有し続けており、売却はしていません。
その後、2018年12月に買い増ししました。
購入以来ずっと保有し続けており、売却はしていません。
今後の方針
今後も引き続き保有します。
以下のような傾向が見られた場合は売却を検討します。
・顧客の離反(Retention Rateの低下)
FY18のRetention Rateは98%でした。
・競合ツールとの競争激化
私が警戒している競合ツールはMicrosoft Teamsです。
・マージンの著しい低下
以下の指標をウォッチしています。
・IFRS Gross Margin
・Non-IFRS Gross Margin
・IFRS Operating Margin
・Non-IFRS Operating Margin
・Free Cash Flow Margin
※IR資料で開示を止めた場合も要注意。
[2019/10/19追記]
上記の各数値をQ1-2017からグラフにしました。
・Free Cash Flow Marginが2四半期連続で落ちている
・IFRS Operating Marginが中々プラスにならない
プロダクトの魅力は失われていないと考えているので今後も継続保有します。
以下のような傾向が見られた場合は売却を検討します。
・顧客の離反(Retention Rateの低下)
FY18のRetention Rateは98%でした。
・競合ツールとの競争激化
私が警戒している競合ツールはMicrosoft Teamsです。
・マージンの著しい低下
以下の指標をウォッチしています。
・IFRS Gross Margin
・Non-IFRS Gross Margin
・IFRS Operating Margin
・Non-IFRS Operating Margin
・Free Cash Flow Margin
※IR資料で開示を止めた場合も要注意。
[2019/10/19追記]
上記の各数値をQ1-2017からグラフにしました。
Q1-2020決算を受けて
気になったことが2点。・Free Cash Flow Marginが2四半期連続で落ちている
・IFRS Operating Marginが中々プラスにならない
プロダクトの魅力は失われていないと考えているので今後も継続保有します。
0 件のコメント:
コメントを投稿