この記事は2019年に検討したときの記事です。
2020年版の記事はこちらです。
2017年、我が家の教育費の貯蓄目標額を800万円と決めました。
私立大学理系に進学したときに、入学費用・在学費用を賄える金額を目安として、この金額を設定しました。
あれから2年。
時代は平成から令和に変わりました。
そして、2019年5月(令和元年)、我が家に家族(長女)が1人増える予定です。
この機会に、長女、そして長男(2016年生まれ)の目標貯蓄額が800万で足りるのか、調査しました。
結論は
「800万円では足りないので、目標貯蓄額を100万円Upし、900万円とする」
結論は
「800万円では足りないので、目標貯蓄額を100万円Upし、900万円とする」
です。
以下、大学の学費の傾向や、奨学金、大学の無償化の動向などについて検討しました。
大学の学費は漸増傾向にある
毎年、日本政策金融公庫が教育費に関する調査結果を発表しています。
この調査結果を元に、学資として将来備えておくべき金額を検討します。
この調査結果を元に、学資として将来備えておくべき金額を検討します。
2000年度~2018年度(平成12年~平成30年)までの調査結果をグラフにしました。
国公立大学、私立大学文系、私立大学理系いずれも学費は漸増傾向にあります。
デコボコしていて少し分かりづらいですね。
それぞれ、令和元年生まれが18歳くらいになるまでの近似曲線を描いてみます。
こうすると、いずれも漸増傾向にあるのがよく分かります。
この傾向がこのまま続くとすると、令和元年生まれの子が大学に入学する頃の学費は
国公立大学:600万円強
私立大学文系:800万円強
私立大学理系:900万円強
ぐらいになりそうです。
もちろん、過去の傾向がこのまま続くとは限りません。
ただ、いざという時に足りない!という事態は避けたいです。
そのため、我が家ではこのまま学費の漸増傾向が続くものとして貯蓄を進めます。我が家の場合、今まで800万円が目標でしたが、学費が値上がり傾向であることを考慮して、900万円を貯蓄目標額にします。
2人分を合計して、1800万円(私立大学理系×2)です。
2034年12月末:900万円(長男)
2037年12月末:900万円(長女)
1800万円をどう貯めていくかについては以下の記事を参照ください。
奨学金は当てにできない
私は大学進学時、第一種(無利息)の奨学金を借りました。我が家でも奨学金を利用できないか、所得要件を確認しました。
日本学生支援機構(JASSO)で、第一種貸与型奨学金(無利子)の世帯の収入の目安は以下のようになっています。
第一種 - JASSO(日本学生支援機構)より引用
申し込みの手引きによると父母のどちらかの収入ではなく、父母の収入の合計で判断されます。
大学に進学するくらいの子供を持つフルタイム共働き家庭の収入では余裕で超えてしまうでしょうね。
我が家(フルタイム共働き家庭)も上限額を超えてしまいます。
そのため、奨学金を当てにすることはできません。
大学無償化の行方
文部科学省では、教育費負担軽減の取り組みを進めています。
もしも大学が無償化されれば、1800万円の貯蓄は必要なくなります。
この制度は2020年4月から実施されます。
この制度の対象となる世帯年収の目安は~380万円です。
もしも大学が無償化されれば、1800万円の貯蓄は必要なくなります。
この制度は2020年4月から実施されます。
この制度の対象となる世帯年収の目安は~380万円です。
※文部科学省「高等教育の無償化について」(PDF:197KB)より引用
残念ながら、フルタイム共働き家庭の我が家には当てはまりません。
将来的に消費税が20%に上がり、所得要件が緩和される、なんてことがあるかもしれません。
しかし、自分でコントロールできないことに期待するべきではありません。
大人しく学費の貯蓄を進めるほうが良いでしょう。
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